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以前、私の知人に非常に魚釣りの大好きな人がいました。それが高じて自分で居酒屋「釣」という店を出したほどです。
その店では、自分で釣ってきた魚がその日のメニューです。魚好きの人には大変人気があり、全国ネットのTV局が度々撮影に来るほどでした。
釣りの名人ともなれば、広い海のなかでも魚の釣れる箇所を心得ていて、船を上手に操ってピンポイントで糸を垂らします。
しかし、時折「潮が悪い!」とつぶやき、船を移動させることがありました。「潮が良い」とは、停留する潮にプランクトンが寄せられ、それを餌にする小魚が集まり、それを食べようとする大型魚も寄ってくる小海域のことです。

ビジネスの世界でも、どれほど好調で、どんなに良い流れがきていると思えても、決して永く続かない現象を「潮目が変わる」と称します。

今は12月、忘年会シーズン・・・夜の街も賑わいが出てきました。
20年前のこの時期は、飲み会で帰りのタクシーを拾う競争でした。あまり近場のお客様は乗車拒否をされるほど、タクシー業界は活況でした。ところが近年は、タクシー事業の自由化や、特に代行運転の台頭により、乗客客待ちのタクシーが行列をなしています。

USAのある地域では、タクシー業界全体の売り上げよりも「ウーバー」の売り上げの方が多く、2015年の初めはタクシー業界全体の売り上げの3倍だったそうです。
Uber(ウーバー)とは、USA企業が運営する自動配車ウェブサイト及び配車アプリで、現在は世界約70カ国、450地域以上の都市で展開しています。
利用者は、Uberにクレジット番号を登録し、スマホに専用アプリをダウンロードします。タクシーが必要な時は、アプリを開いて地図をタップすれば、Uberの契約ドライバーが指定場所まで来てくれる。料金は事前にアプリで登録しているカードで自動決済できます。一般的なタクシーの配車に加え、一般人が自分の空き時間と自家用車を使ってお客様を運び、運転手はその顧客から評価される仕組みです。日本でも、都心部で試験的に使われているそうです。

ところが、Uberはタクシーの営業許可を取得してないのが難点です。従って、各国のタクシー業界が反発する構図は、他の業界と同じです。

しかしながら、このビジネスは逆風にめげず、世界を席捲しようとしています。エンドユーザーにとって、便利で有益なものは、規制の枠を超えて世の中に普及していきます。
私達の不動産業界もIT化の波で潮目が変わりつつあります。従来は成長力だったビジネスモデルを、考え直す必要が出てきました。
あなたの業界・・潮目は変わりつつありませんか・・?
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