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先日、社員数人と一緒に他府県の同業社の視察をさせて頂きました。私達の業界では、全国の有力な同業社をベンチマークとして視察したりされたりすることが、他業種と比較して大変多いと感じています。
その場合、対象となる会社の社長や幹部から特徴や手法に関するスピーチをお聞きします。
当然のことですが、私達の目的は自社に無い他社の優れた点を取り入れることです。ところが、同行した社員と同じものを観て同じ話を聞いているにもかかわらず、「どの部分に注目し、関心を持ったのか?」が私とは違うのです。
また、コンサルタントなどの同じセミナーを聴いても、関心をもって書き留める箇所がいつも異なっています。
最初の内は「そんなものだろう」と気にしていませんでしたが、社歴や役職レベルが違っても、それぞれで注目点が違うことに疑問を持っていました。

あるビジネス書に、次のような記述がありました。
労働時間を「100%」とした場合、一般社員は「今日の仕事に70%」・「現状の改善に20%」・「未来の投資に10%」。
また中間管理職は「今日の仕事に40%」・「現状の改善に40%」・「未来の投資に20%」。
そして社長は「今日の仕事に10%」・「現状の改善に20%」・「未来の投資に70%」という時間配分が必要であると。
誰もが、このような理想的な配分を常に出来るわけではありませんが、その結果として、感じ方や留意点が異なってくるのは、むしろ正しい反応なのかもしれません。

創業当初の数年間は、私自身がトップ営業マンでした。
社長の私が挨拶に行ったほうがお客様も喜んでくれるし、契約も多くもらえると思い、誰よりも早く出社し、誰よりも遅くまで仕事をしていました。
そして、社員を伴ってお客様のところに出向き、「俺の仕事のやり方を覚えろよ!」とばかり、営業の先頭を走っていました。
たまに大きな契約を取った時には、密かに自分の仕事を社員に誇っていました。社員は「社長がやるなら、自分もがんばろう!」と感じてくれると思っていたのです。
勿論、そんな社員もいましたが・・多くは「社長がやってくれるので、自分たちが頑張らなくても、任せておこう!」という空気になってしまいました。

そして、「社長だけ忙しいけれど儲からない!」という状態に、あせりさえ感じ、社員に八つ当たりすることも・・。
当時の私は、恥ずかしながら「今日の仕事(営業)に90%」の時間配分だったのです。
ある時期、思い切って現場の営業から手を引くことで、紆余曲折はあったにせよ、徐々に会社らしくなってきました・・社員が育ってきたのです。

本来、社長の仕事とは、今の売り上げではなく、未来の売り上げを画策することだと思います・・たとえ、それが今すぐ儲かることでなくても・・・!
そこの社長さん、今儲けることばかり・・考えていませんか??
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