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社員心理の一つに「上司が自分の能力を認めてくれない。OOより下位のはずがない!」という自己評価への不満があります。
会社は一定の基準に基づき評価をしていますが、ペーパーテストの採点とは異なり、人の評価を数値化することは大変難しいものです。
だからと言って、全員同じ待遇にするのは「平等という不公平」にならざるを得ません。
現実的には、入学、入社、昇進、昇給など節目節目に優劣の順位が決められます。それは、組織そのものが厳しい生存競争にさらされているためでもあります。

古い話ですが、18年もの長期間最下位を低迷していた阪神タイガースを、わずか2年でセリーグ優勝まで成し遂げた「闘将」星野監督は、日本中から注目を集めました。その偉業をなし得た最大の理由は、徹底したチーム内競争が他チームより勝った結果だと言われました。
外からは見えないけれど、選手同士の馴れ合いムードを断ち切り、メンバー同士の熾烈な「スタメン争奪戦」を実行した結果だと・・。
当時はこれを企業経営に当てはめて、リーダーとしての考え方に取り入れるべきだという専門家もいました。

しかし、野球の試合では相手チームと得点の争奪戦ですが、その前に味方(同僚)との戦いに勝たねばなりません。この競争原理では「味方も敵」と言うことになります。
それは、ワンシーズンだけの勝利を目指すなら良いでしょうが、各自の強みを活かし弱点を補完し合いながら、継続的な勝利を確保する企業間競争に適合しているのでしょうか。

明らかに違う点は、野球がライバル同士の「直接対決」で勝敗を決するのに対して、企業間の勝者を決めるのは、第三者である「お客様」だということです。
また野球は、対戦相手より1点でも多く得点するために力を集中すればいいのに対して、企業経営は、複雑で多岐に渡るお客様のニーズに如何に応えるかの競 争です。しかも、同時進行で戦うべきライバルは無数にあり、社員数や店舗数、資金力など、諸条件が“同等”というルールは一切ないのです。

そこで誰しもが注目する観点は、チームリーダーとしての資質です。
中小企業のレベルは、90%トップの資質で決まるとも言われてきました。
ところが、如何にリーダーが能力の高いスーパースターだとしても、一人のリーダーシップだけでは、現代のように価値観の多様化した競争環境を勝ち上るには不完全です。
過去の政治・経済・スポーツ界などにおいて、多用なリーダー像が生まれていますが、一流のリーダーといわれる人には、例外なく優秀な「フォロワー」が居たことを見落としてはなりません。

リーダーの価値観を信じて共有し、リーダーの弱点をフォローできる人「フォロワーシップ」の存在こそが、強固な「チーム力」の源泉です。

世のご主人様・・「ご家庭」でのフォロワーシップ役は、奥様ですか?
えっ!・・リーダーが奥様で、あなたがそのお役目ですか?・・御意!!

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