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本年度も、恒例の弊社2015年度卒業予定者の新卒採用試験が終わりました。
年度を重ねるごとに応募者数が増えていることに感謝しています。一方その分だけ、選考の悩みが増えることになります。

日本経済連の企業アンケートによると、大学新卒の入社後の離職率は1年で12.5%・2年で22.5%・3年で31.0%だそうです。
せっかく苦労して獲得した将来を期待する若い社員に、早期退職されてしまうと、企業経営にとっては本当に痛手です。

昔、元自衛官だった浅田次郎氏の「歩兵の本領」という本を読んだことがあります。それによると、自衛隊は徹底した組織管理と、厳しい上下関係が支配 する世界です。それは、万に一つ国防のために戦う事態になった場合、負ければ国が滅び、自国民が苦しい境地に追いやられてしまうため、どんなことがあって も強くなければならない宿命を背負っています。

自衛隊に入隊する時点では、同じ若者と言えども知力も体力も個人差があります。様々な訓練の中に、10人が一つの班になって重装備で10キロを走る特訓があるそうですが、やはり体力のない新隊員は、遅れたり落伍してしまいます。
その班の成績は、一人だけ飛びぬけて早い人がいても関係ないのです。
なぜなら、メンバーの最後尾の人のゴールタイムで決められるからです。

従って、落伍しそうなメンバーを全員が協力して必死で助けるのだそうです。
それは「一人が落伍すると、そのせいで10人の戦闘員が全員が死滅してしまう・・それは更に30人の一個小隊が全滅する」可能性を意味します。
戦闘とはそういうものだから、優秀な兵隊をつくるよりも「絶対に落ちこぼれがでない組織を創る」こと・・それが「強い組織つくりの原点」だという発想です。
つまり、「強い組織」つくりは、「弱者を助ける」ところから始まるのだと言うのです。

ご存知のように、組織論の考え方の中に「2・6・2の原理」というものがあります。どのような組織にもトップ2割、中間層6割、低層2割に分離するという原理です。
これに対する一般的な考えは、組織のレベルを高めるために、中間層の能力を高めてトップ層を厚くし、低層の2割を排除しようとします。

ところが、自衛隊では「落ちこぼれ」の2割が組織活性化の鍵を握っていると見ているのです。
原理とは、人間がどのように画策しようとも「そうなってしまう」という普遍的なものですから、「低層」(落ちこぼれ)は常に存在します。

会社組織においても、成績が常に悪い人、人一倍ミスの多い人がいます。
戦闘の組織論からすると、その彼らを活かせば、会社は強くなり更に成長するということです。

あなたの会社の成長の鍵を握っている人は、誰でしょう?
・・えっ!あなたですか?・・だったら、是非この「たわごと」を上司に回覧してください!・・あなたの“存在感”上がりますヨ。

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